菅内閣17人の閣僚のうち、新任は内閣の要となる仙谷由人官房長官ら6人。民主党の玄葉光一郎政調会長が公務員制度改革担当相として初入閣し、首相側近の荒井聡氏が国家戦略担当相、予算の無駄遣いを排除する「事業仕分け」で存在感を示した蓮舫氏が行政刷新担当相にそれぞれ起用された。菅氏の後任の財務相には野田佳彦副大臣、農林水産相には山田正彦副大臣が昇格した。
一方、岡田克也外相、国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相ら11閣僚は再任された。菅氏自身が兼務していた副総理は置かない。
新たな民主党役員・閣僚人事は、幹事長に就任した枝野幸男氏をはじめ、小沢一郎前幹事長と距離を置く有力議員が主要ポストを占め、菅体制の「脱小沢」色を印象付けた。鳩山政権でいったん廃止された党政策調査会を復活させると同時に、玄葉政調会長を閣僚兼務とすることで、内閣への政策一元化を担保した。
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